レッスンの目的

 当教室での最終的な目標は、生徒さん自身が、自分で自分の状態に気づき、変化を起こしていけるようになることです。変化のきっかけを教師だけに頼ることなく、生徒さん自身が、自分が「どのタイミング」で「何をどう」意識したから、どのように変化したのかということを、明確に理解することで、自分の使い方に対して自立的になることを目指します。

  

レッスンの進め方

 当教室では、アレクサンダー氏の発見した

 

◉プライマリーコントロール

 

◉抑制(インヒビション)

 

◉結果だけを追い求めない姿勢(ノンエンドゲイニング)

 

◉目的にいたるための手段(ミーンズウェアバイ)

 

 の要素を含む、自分でできるエクササイズの実践を軸として、レッスンを進めていきます。そのエクササイズを日々宿題として実践し続けることで、これらの原理を心身と脳に浸透させていくことになります。

 

また、体のどの部分に、どのように、いつ注意を向けていくのかということを明確にし、自分の体の観察の仕方を具体的に学びます。

 

その観察の手順に慣れてきたら、日常生活で行う行為(アクティビティー)の中で、やるべきことをしつつも、それをやっている自分自身を同時に観察するというプロセスを練習していきます。

 

そのスキルを磨いていくことで、身体の緊張が減り、自分のしていることに自覚的になっていきます。心身から緊張が取れてくると、昔のクセに戻る瞬間、やっているアクティビティー自体に取り込まれ過ぎて、自分を客観的に見られない瞬間、新しいやり方を落ち着いて試せる瞬間などが手に取るように見えてくるようになります。

 

そのようにして、日常に「実験マインド」を持ち込むことで、自分自身のパターンと向き合うことで、いつの間にか身につけてしまったクセや心身の緊張パターンを手放していけるようになります。

 

アレクサンダー・テクニークは、治療行為ではありません。自分が本来持っていた良い心身の使い方を取り戻し、いつの間にか身につけてしまった要らないものを手放していく、「再教育」のようなものと考えて頂ければわかりやすいかもしれません。

レッスンを受け、自分で実践を続けると現れる変化の例

  •  無理や緊張の少ない姿勢やありかたを体感することで、無理な力を使っている時に気付くようになる    
  • 無理な力に気付いたら、やめるようになる
  • 無理な力を使わないことで、痛みなどが軽減される(腰痛、肩こりなど)   
  • 今まで当たり前に行っていた動作を意識的に行うようになる(どうやって立つか、座るか、話すか・・・など)  
  • 徐々に自分を客観視、俯瞰できるようになると共に、相手の動き、行動も客観的に観察できるようになる  
  • 常に、一つ一つの動作を「どのようにやろうか?」と、動く前に考える癖がつく
  • 外部からの刺激を直接的に受けるのではなく、少し「間」を取ってから受けるようになる   
  • 突然起こった刺激に対しても、冷静に向き合えるようになる  
  • 今の自分に出来る事、出来ない事の見極めがしやすくなる    
  • 今自分がやるべきことの優先順位が付けやすくなる 
  • 疲れにくい身体になる(周囲の環境の変化に過剰に反応しなくなるので、疲れがたまりにくい)
  • 周りにどう思われるかということより、自分がどうしたいかという基準で物事を判断しやすくなる
  • どのようなことにも「選択肢」があり、それを「自分が選ぶのだ」という意識が芽生える=「自分軸」の確立

<ただし、多少個人差はあります。>