HSPのための神経調整法とは、アレクサンダー・テクニーク教師になるための訓練の過程で求められる、
「何かをしながらも、自分の状態に気付き続ける」
という要素を利用し、HSP特有の生きづらさを緩和していくためのメソッドです。
HSP/HSCには、様々な特徴があると言われていますが、私はこのメソッドを実践した結果、次のような変化がありました。
HSP/HSCさんは、デフォルトで備わっている脳や神経の仕組みの傾向から、その傾向がない人と比べて、「自分への注意力を失いやすい」という傾向にあります。
自分への注意力が、すぐに自分から離れ、周りの方へ行きがちだからです。そしてその結果、自分の状態に気づかずに自分を使い続けるため、無理をしていることに気付かず、家に帰ってきてから疲労感でぐったりしてしまう、ということを繰り返してしまうのです。
アレクサンダー・テクニークの教師になるためには、生徒さんに教えている間中、
「自分の現在の状態に、ずっと気付き続けている」
ということが、条件として求められました。それが出来ない限り、教師として認定してもらえなかったのです。
それを実現するためには、
1)「行為の最中でも、自分の方へ頻繁に注意力を戻す」
2)「刺激に反応する前に止まる」
というスキルを訓練しなければいけませんでした。
そして、そのスキルが身についた結果、自然とHSP/HSCの生きづらさが解消されてきたのです。
そこで、この講座では、この2つのスキルを身につけるため、「エチュード」を宿題として毎日こなし、少しずつ反応のパターンを、脳に刻んでいきます。
【①ベーシックコース全2回】で学ぶこと
1)注意力を自分に「即座に楽に」向ける方法
2)刺激に反応する前に「止まる」方法
【②実践コース全4回】で学ぶこと
「話す」「聴く」「触れる」「見る」という、普段から毎日当たり前に行う行為の中で、自分に注意を向け続けるという練習をします。
【③継続コース(グループ)】内容
こちらのコースは、上記①、②のコースの終了者対象に、更に日常生活でこのワークを使っていけるようになるため、少人数制で継続的に新しいエチュードを学び、自分の学びを深めていきます。
【④継続コース(個人)】内容
こちらのコースは、上記①、②のコースの終了者対象に、気兼ねなくじっくりと個人的な問題も取り組んでいきたい方に、個人向けで対応いたします。なかなかご都合が合わせにくい方などにもおすすめです。